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No. 8 塚田眞樹子さん設計の家
設計 塚田眞樹子
塚田さんの第2作目。私の注目の建築家です。母親と娘さん夫妻の住まいとして設計されています。形態的にも新鮮ですが、内部の空間処理にも光る物があります。この家の内部の独特の回遊性へのこだわりが、この家をじつに暮らし易そうにしています。 土地は55坪くらいあるようです。 |
↑写真1 図面で見せて貰ったときよりは大きく感じました。スタッコにスクラッチ。写真より実物ははるかに表情があります。 |
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写真2→ 波板の使い方、プロポーションの美しさは感じていた頂けるでしょうか。小さな生け垣。そこに低く開けられたガラス窓-------内部の暮らしの雰囲気を伝えようとしています。町とのコミュニケーション、住まいの閉そく感の消しかたが好きです。
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←写真3
脇の路地に回ったところ。オープンにしたいところはじつにオープンになっています。分節化された内部の空間構造のあり方もはっきりとここで表現されています。 |
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写真4→
門を入ったところからの見返しです。左手、道路サイドの空間は収納庫であり、展示室でもあり、上の階からこちらの部屋への通路でもあります。アーチストであったご主人の作品がここに飾られます。 普段は視線は通るけれど空間としては別と設定されているのがお分かりでしょう。左手前の部屋は母上の住まい。玄関は別で独立していながら若い夫婦の空間につながるという仕組みです。 |
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←写真5
2階、リビング・ダイニング。壁のように見える黒の壁----------このうち2枚は扉です。軽く肩で押せば開きます。使用に不便はないとはお施主さんの言葉です。裏にはキッチン、そして長い廊下。 |
写真6→
廊下の壁は続きます。したに門がみえます。
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↑写真7 中庭を挟んで向こうにもう一つのリビングが見えます。右の廊下を抜けて、さらに左手の外部回廊を通って帰ってこられます。 |
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↑写真8 廊下の見通し。右手の壁は収納の連続に見えますが、下への階段室への扉であったり、家事室としての空間-------それは2枚分の扉をあけると書斎にもアイロンかけの作業台いもなる絶妙な仕掛けのスペースでもあります。
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↑写真9
手前にテラスが回ってきたところです。 |
7番の写真に見えるもう一つのリビングからの見返しです。 ↓写真10 |
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←写真11
回遊式の通路であるテラス。便宜的につくられたいるわけではないたっぷりしたテラス。ガラスの箱は下の階のバスルームへの明かり取りです。 |
写真12→
母上のサイド。玄関はこの左にあります。むこうのガラスの中に上の階につながる階段がみえます。ここは一種のギャラリー・スペースです。 |
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↑写真13
母上の住まい。友人が遊びに見えるときを想定して使いやすくできています。
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↑写真14 玄関。明るくできています。 |
写真15↑
玄関を入った、2階リビングへの階段。 ゆったりとした空間、光への工夫を感じます。 |
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